金融一ミリもわからん筆者がイェール大学の講義「金融市場」を受けてみた (Lesson 14)
はじめに
- いい年して「金融一ミリもわからん」はまずいので,金融について勉強する
- 具体的には,CourseraにてYale University (イェール大学) の講義 Financial Markets を受ける
- 講師はノーベル経済学賞(2013年)受賞者のRobert J. Shiller
- 本ページでは,筆者が講義で興味深いと思ったことを自分用のメモとして記す
- なお,専門用語は日訳しない.これは,筆者が現在英語を日常的に使用する環境にいるので,英語で専門用語を覚えたいため.
目次
Investment Bank
(The Underwriting Process, Investment Banks Introduction より)
得た知識
- Finance is an important technology
- Something importantなことをするときにはリスクがある
- このリスクをhedgeすることで人々を助けるのもfinanceの役目
- Investment bankの役割: Underwriting of securities
- Underwriting of securitiesとは?: Issuance of shares and corporate debt
- Investment bankがshareを "certify" する
- 見知らぬ企業のshareなどinvestorは買いたくない→Investment bankがそのブランドでshareを "certify".
- 新規発行shareの値段を企業と相談し決定
- Shareの値段が低ければ企業が損,高ければinvestorが損.丁度よい値段にする必要あり
- 丁度よい値段にならなければ,investment bankがshareを買うことで価格を調整.これは合法
IPOs
(IPOs より)
得た知識
- Stock offeringにはpublicなものと,privateなものがある
- IPO直後,株価は急激(平均16%ほど)上がる
- Investment bank*1は,IPOで低めの価格をつける
- IPO時に買えればお得,だけどofferされる人達は選別されるので「一般人」は買えない
- Investment bankのfavorit customersに渡す
- Univ. of Florida (Jay Ritter, 1991)の研究によると「株価はaftermarket初日に16%伸びるが,数年後には下落する」
- 教授はこの現象をimpresario hypothesisと呼んでいる
- コンサートのチケットの販売業者は利益を最大化するために,最初は値段を低くし,「満員御礼」にし,後に価格を上げる.最初から高い価格の設定はしない.IPOについても同じ構図.
Glass Steagall
(Glass Steagall より)
得た知識
- Glass Steagallとは?
- 一つの会社がinvestment bankとcommercial bankの両方の役割をしてはいけないというlaw
- 歴史:
- 1929以前,「commercial bank部門で得た情報をinvest bank部門が利用する」というinsiderがなされていた
- このinsiderが1929のstock market crashと繋がっているという指摘がありGlass Steagallを制定
- しかし他国では同様のlawはない.そのため,「このlawが原因で欧州との競争に勝てない.lawを廃止しろ」とのロビー活動がなされた.
- この活動は成功し,1990sに当該法はrepealされた
The Prudent Person
(The Prudent Person より)
得た知識
- Financial advisorとfinancial plannerの違いは?
- Financial advisor: Securitiesに関して助言
- Financial planner: ライフプランニングについて幅広く助言
- 家庭内disputeを解決するため,深夜にfinancial plannnerに相談することもあるらしい…
- Financial advisorが経済格差を悪化させる: Financial advisorを雇える人は金持ちなので
Salon - Advisors
(Salon - Advisors より)
得た知識
- The financial crisis*2は,hit people of low income particularly hard. 彼らは基本的なfinancial educationすら受けたことがないので
- 例: 2009年のfinancial crisis直前のmortgage
Mutual Funds and ETFs
得た知識
- Open-end fundとclosed-end fund
- Open-end fund (mutual fundの場合.ETFについては下記別項目参照)
- 概要: Investorの資金をそのままmutual fundsが運用.investorはmutual fundsの投資先(e.g., S&P 500)の利回りや配当をinvestorに分配.mutual fundsの収益は手数料から.
- 例: Mutual funds, ETFs
- メリット: Get your money outできる.ただし,mutual fundの場合はclosing priceがつく4pm以降のみ.ETFにはこの制約はない(本当?)
- デメリット: 例えば朝marketがcrashしても,(mutual fundの場合は)get your money outするためには4pmまで待つ必要あり
- Closed-end fund
- 概要: Investorはfundのshareを購入.investorはfundから配当をもらう.
- デメリット①: Get your money outできない(購入したshareを売ることは可能だが),
- デメリット②: Does not track the value of the underlying assets necessarily
- メリット: 一日中shareを売ることはできるので,朝marketがcrashしたら即売ることができる
- Open-end fund (mutual fundの場合.ETFについては下記別項目参照)
- 従来のopen-end fundとclosed-end fundの良いところを合わせたい→ETFs (exchange-traded funds)
- メリット: Underlying assetsをtrackし,かつ,get your money outをいつでも(4pmまで待つ必要なし?)できる
- 仕組み: ETFがselling at a discountの場合は,ETF参加企業(participants)はshareをredeemできる.ETFがselling at a premiumの場合は,ETFのparticipantsは(?)余剰金で新規にETFを作る?ことができる?(理解不十分)
- Mutual fundsとETFsの違い