知能指数(IQ)を心の拠り所にする人たち
はてなで「高IQ」をキーワードに繰り広げられる議論の記録を目の当たりにした。その多くが「私は高IQですが」「自他共に認める高知能者あんですが」と語り始めるので、出来の悪い釣りかと思いきや熱量がわりとガチでビビってる。同一人物の自演という線もあるが、それはそれで怖いし。
— mugyuu (@mugyuu_) August 9, 2019
IQの高さだけを心の拠り所にする人たちをしばしば見かける。しかし、そもそもIQとは何なのか?
IQは「良い結果」を生み出す予測値
心理学研究家の木村勝哉氏によると、
「IQ(知能指数)」は、元々は「その後の学校内での学業成績」を予測するためのもの (引用元:知能を測ることに意味はあるのか)
であり、その後、
「何らかの『良い結果』を生み出す予測値としての『知能』」をスコアとして概念化できるだろう(引用元:「純粋な知能」を測定することは可能か)
という考えのもとに、成人にも拡張された概念とのこと。 IQはあくまで「良い結果」を生み出す予測値である。
IQではなく結果を誇ろう
すなわち、誤解を恐れずに言うと、高IQにも関わらず「良い結果」を生み出せなかった人は、予測の失敗そのものである。 自分は失敗だと誇ってもなんの意味もない。 IQを誇らず結果を誇れるようになりたいものである。